来福 純米大吟醸 超精米 (茨城県)

日本酒

醸造元:来福酒造株式会社

いつもは2千円前後の価格帯を基準に日本酒を購入しているが、新年の始めとして1万円の価格帯の日本酒は、どんなものなのか試しに購入してみた。茨城県産の酒造好適米「ひたち錦」を8%まで磨いて造られた純米大吟醸ということで、精米見本が付いてきた。(下記写真参照)
ここまで磨くのは大変な労力を費やしていると実感しながら、最初の一口を蛇の目のお猪口で味わってみる。色については無色透明で蛇の目の青がハッキリ確認できる。一口含むと穏やかな吟醸香が拡がってくるが、ビックリするようなインパクトはなかった。甘味についてもさりげない甘さで強烈な主張をしてくることはなかった。確かに美味いのだが、正直、こんなもんかなと思いつつ、次は大きめのワイングラスに注いで飲んでみた。するとお猪口の時とは違って、透明な空気の中に花の香りが漂うような吟醸香が咥内に拡がり、次に心地よい甘さの中に、陶酔感を感じさせるアルコール感と余韻を残しながら静かに消えてゆくキレ味が絶妙で、次の杯がついつい欲しくなってしまった。また雑味がなく、後味にクセを残さないため、料理の味を邪魔しない食中酒としても優れていることに感心した。プラシーボ効果かもしれないが、価格に見合うだけの価値はあるように感じた。あと、大きめのワイングラスで飲むのがお奨めです。
リピート度91%

【独自評価】
香り:4
甘味:4
酸味:5
渋味:4
コク:1
乳酸:1

購入先:吉祥 西武東戸塚店
価格:¥11,111

8%まで磨いた精米見本。蚕かカブトムシの卵ぐらいの大きさ。

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