醸造元:両関酒造株式会社


花邑で知られる両関酒造は、1874年(明治7年)創業の秋田県湯沢市に蔵を構える老舗酒蔵である。東北屈指の豪雪地帯に位置し、清冽な水と低温環境に恵まれたこの地は、古くから酒造りに適した土地として知られてきた。1913年(大正2年)の「全国清酒品評会」で入賞して以来、全国的に注目を集め、秋田の銘酒文化を牽引してきた存在でもある。
また、十四代の高木酒造や新政酒造との技術的交流を経て、現代日本酒の潮流を形づくる一翼を担ってきた。主なブランドには、蔵の看板銘柄である「両関」、そして「花邑」の技術を応用し、日常に寄り添う味わいを目指した「翠玉」がある。
今回はその「翠玉」の限定品、「翠玉 特別純米 無濾過生」を購入した。
その味わいは、モモや洋ナシを思わせる穏やかな吟醸香に、ここちよい円やかな甘みと適度な酸味がバランスよく調和し、米の旨味が口内に染み入るように広がっていく。最後に爽快感のある苦みが余韻を引き締め、次の杯への期待を自然と高めてくれる。
飲むほどに完成度の高さを実感させる一本でありながら、肩ひじ張らずに楽しめる“自然体で飲みたい酒”。天ぷらなどの素材の旨味を引き立てる料理と合わせていただきたい。
リピート度87%
【独自判定】
香り:4
甘味:4
酸味:4
渋味:4
コク:4
乳酸:4
購入先:吉祥 西武東戸塚店
価格:¥1,868


コメント