醸造元:原酒造株式会社


原酒造は新潟県柏崎市に本社を構える、創業200年以上の老舗酒蔵である。創業は1814年(文化11年)。もともとの家業は製塩用の鍋修理などを行う鋳物業であったが、創業者・原幸太郎(鍋屋幸太郎)が独立し酒造業を興したのが始まりである。屋号は「鍋屋」と称した。1950年に株式会社化し、1972年の日中国交正常化の記念晩餐会では「越の誉」が乾杯酒に選ばれる栄誉を得た。2007年の中越沖地震で蔵が全壊した際には、社員の尽力によりわずか2か月半で復旧を果たした。代表銘柄は、全国展開する「越の誉」、地元・柏崎刈羽地域限定の「銀の翼」、そして新たな挑戦となる「弐式」の三つである。
今回は、その新ブランド「弐式 TYPE BASIC」を選んだ。進化系酒母四段仕込みを採用し、第一酵母にK1801酵母(林檎の蜜香)、第二酵母にK7酵母(桃のニュアンス)を用いている。味わいは、リンゴや梅を思わせる爽やかな吟醸香が広がり、程よい甘みとフレッシュな酸味が調和する。まろやかなコクと乳酸由来の香りを感じつつ、軽い苦みがアクセントとなり、軽快でありながら余韻のある後味を印象づける。何杯でも飲み続けられる、飽きの来ない良酒であった。
リピート度86%
【独自判定】
香り:4
甘味:4
酸味:4
苦味:3
コク:3
乳酸:3
購入先:升新商店
価格:¥1,870



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