醸造元:合名会社栗林酒造店


栗林酒造店は、1874年(明治7年)に創業した。戦後の企業整備を経て、昭和30年に「合名会社栗林酒造店」として再出発した。昭和44年から平成20年までは、地元出身の「亀山精司氏」が杜氏を務め、協会9号酵母を用いた酒造りで全国清酒鑑評会にて金賞を7度受賞した。現在は「栗林直章氏」が製造責任者として蔵を率い、伝統と革新を融合させた酒造りを継承している。
代表銘柄は「春霞」と「栗林(りつりん)」である。蔵元は、秋田県の共同醸造ユニット「NEXT5(ネクストファイブ)」の一員でもあり、「山本友文氏」山本合名会社(白瀑・山本)、「小林忠彦氏」秋田醸造(ゆきの美人)、「渡邉康衛氏」福禄寿酒造(一白水成)、「佐藤祐輔氏」新政酒造(新政)とともに、秋田の酒文化を牽引している。
今回購入したのは、地元・美郷町産の美郷錦を亀山酵母で醸した「栗林 純米 美郷錦 金沢西根」である。ラベルの裏書には、六郷東根地区の美山錦との飲み比べが推奨されていた(今回は購入していない)。
その味わいは、梨や栗を思わせる穏やかな吟醸香がほのかに立ち上がる。嫌味のない、調和のとれた甘みが広がり、涼やかに田園を吹き抜ける風を思わせる酸味が舌の上を駆け抜ける。米の実りを感じさせるコクがふくよかに広がり、最後にアクセントとなる苦みが、心地よい喉越しと爽やかな余韻を残して消えていく。新たな美酒との出会いに感謝しながら飲み干した。
リピート度87%
【独自判定】
香り:4
甘味:4
酸味:5
苦味:5
コク:3
乳酸:2
購入先:升新商店
価格:¥1,595



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