醸造元:株式会社 木村酒造


木村酒造は元和元年(1615年)創業の、秋田県湯沢市に蔵を構える400年以上の歴史を持つ老舗酒蔵である。ルーツは、豊臣家の重臣・木村重成の一族が大坂夏の陣を経て秋田へ移り住み、湯沢の地で酒造りを始めたことにあるとされる。かつて湯沢は「院内銀山」で栄え、多くの酒が消費される土地だったため、木村酒造もその需要とともに発展してきた。
酒造りの特徴は、雪解け水による清冽な軟水を用い、寒冷な気候による雑菌の少ない環境で仕込む、昔ながらの寒造り一筋の姿勢にある。代表銘柄には、蔵を象徴する「福小町」と、モダン系ブランドの「角右衛門」が挙げられる。
今回は、季節限定の新酒「福小町 純米酒 しぼりたて生酒」を購入した。
その印象は、アンズを思わせる果実香が口中に広がり、抑えめの甘さと適度な酸味を感じた直後に、濃厚な旨味と乳酸香が重なり合い、同時に現れる強めの苦みが奥行きのある余韻をもたらす、趣深い味わいであった。ハタハタを入れたしょっつる鍋とも相性が良さそうに感じた(あくまで予想ではあるが)。
リピート度83%
【独自判定】
香り:3
甘味:4
酸味:4
苦味:5
コク:5
乳酸:5
購入先:こみやま modi戸塚店
価格:¥1,650



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