narai β 4 (長野県)

日本酒

醸造元:杉の森酒造株式会社

 杉の森酒造は、長野県塩尻市・奈良井宿に位置するマイクロブルワリー。かつて「木曽五大名酒」と称された蔵を、2021年に再生した。地元・安曇野の契約農家による酒米を使用し、地域と歴史を醸す酒造りを展開している。標高約940m、日本でも有数の高地にある酒蔵で、信濃川と木曽川の分水嶺付近の天然山水(硬度25以下)を仕込み水として使用。
「β」は、これまで非公開だった醸造研究のプロセスを開示する試みであり、新たな酵母や製法を用いて、ゼロから酒質を設計した限定シリーズ。年間数本のみのリリースながら、実験的でありながら完成度の高い仕上がりを見せる。そのシリーズの中から、山恵錦を使用したNo.4を購入してみた。
その味わいは、ライチやブドウを思わせる果実味あふれる爽やかな吟醸香と、心地よい適度な甘さが口中に広がる。同時に、フレッシュな柑橘系を思わせる酸味が調和し、その中に円熟した柿のようなコクとほのかな渋みが感じられる。後味は喉に吸い込まれるように、静かで心地よい余韻を残す。標高940mの清らかな空気を感じさせる、まさに至福の一杯である。
リピート度87%

【独自判定】
香り:4
甘味:4
酸味:5
渋味:5
コク:3
乳酸:3

購入先:いまでや 軽井沢店
価格:¥3,100

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