杜來 純米吟醸 丙午 無濾過生原酒 (青森県)

日本酒

醸造元:六花酒造株式会社

 六花酒造は青森県弘前市に本社を置く酒蔵で、そのルーツは弘前の三つの老舗蔵元──【高嶋屋酒造】(1719年〈享保4年〉創業)、【白梅酒造】(1886年〈明治19年〉創業)、【川村酒造店】(1909年〈明治42年〉創業)──が1972年に合併して誕生したものだ。最古参である高嶋屋酒造の創業から数えると、300年以上の歴史を持つことになる。社名「六花」は、雪の結晶の六角形の美しさをイメージし、当時の弘前市長が命名したという。2023年、創業300年の節目に蔵は岩木山の麓へ移転し、敷地・タンク容量ともに10分の1へと大幅に縮小。量より質へと完全に舵を切った。この移転を機に、従来の銘柄「じょっぱり」は一度廃止され、新ブランド「杜來(とらい)」が立ち上げられた(のちに「じょっぱり」は復活している)。今回は、その「杜來 純米吟醸 丙午 無濾過生原酒」を購入した。青森県産の華想いを55%まで磨いた一本で、ラベルには来年の干支である丙午が描かれている。
味わいは、パイナップルやメロン、洋ナシを思わせる芳醇な果実香が広がり、清らかな甘みとシャープで心地よい酸味が調和した第一印象をもたらす。青森の大地の恵みを感じさせるコクが静かに広がり、洗練された苦みがしっとりとした余韻を生み、杯を重ねる歓びを与えてくれる。日本には、まだまだ知られざる美酒があることに感謝しながら、ゆっくりと味わった。
リピート度87%

【独自判定】
香り:4
甘味:4
酸味:4
苦味:4
コク:3
乳酸:3

購入先:升新商店
価格:¥2,200

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