醸造元:白鶴酒造株式会社


灘の名門「白鶴酒造」。1743年創業、280年以上の歴史を誇り、自社開発の酵母は400種類以上。数々の技術革新やCM戦略を通じて、誰もが知る日本酒ブランドとしての地位を確立してきた。その一方で、大量生産による個性の希薄化や、「酔うための安酒」というイメージが定着し、地酒愛好家からは敬遠されがちな側面も否めない。
そんな「白鶴」だが、珍しく地酒専門店の棚に並んでいるのを見かけ、興味津々で手に取ってみた。今回購入したのは、自社開発の酒米「白鶴錦」を使用した純米大吟醸酒。ブドウを思わせる瑞々しい吟醸香に、心地よい甘みと、強すぎず弱すぎない酸味。円やかな米の旨味が広がる中、アクセントとして効いた苦みが雑味を感じさせず、穏やかな余韻へと溶け込んでいく。
非常に完成度の高い酒質で、食中酒としても申し分ない。ただ、欲を言えば──少し上品すぎる印象もある。
リピート度83%
【独自判定】
香り:4
甘味:4
酸味:4
渋味:4
コク:3
乳酸:2
購入先:はせがわ酒店 グランスタ東京店
価格:¥1,780



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