蒼空 蔵づくり米 キヌヒカリ (京都府)

日本酒

醸造元:藤岡酒造株式会社

 藤岡酒造は京都・伏見にある小さな酒蔵で、1902年(明治35年)に創業した。創業当初は「万長」という銘柄で知られ、伏見の中堅蔵として全国に出荷していた。1995年(平成7年)、三代目蔵元の急逝をきっかけに酒造りを休止。その後、五代目・藤岡正章氏が各地の酒蔵で修業を重ね、2002年(平成14年)に蔵を再建。新ブランド「蒼空」を立ち上げ、純米酒のみを手造りの少量生産で醸す蔵として復活を果たした。
今回購入したのは、京都市北部・大原の田んぼで蔵人が自ら育てた飯米「キヌヒカリ」を、伏見の名水「白菊水」で醸した、京都の風土にこだわった酒である。イタリア・ベネチアで造られたスプマンテ用の500ml瓶に、藍染めした布へ箔押しで「蒼空」と記したラベルが貼られ、目にも美しい。コルク栓が特別感をさらに引き立てている。
その味わいは、柚子や梅を思わせる爽やかな吟醸香が鼻孔を駆け抜け、嫌味のない甘みと程よい酸味が調和する。しっかりとした米の旨味と乳酸香を感じさせつつ、存在感のある苦みが後味に爽やかな余韻を残す。ボトルの印象に影響されているのかもしれないが、新緑の稲穂をそよぐ風を思わせるような、心地よい美酒であった。
リピート度86%

【独自判定】
香り:4
甘味:4
酸味:4
渋味:5
コク:5
乳酸:5

購入先:いまでや 銀座店
価格:¥2,330

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