スポンサーリンク

勝山 KIRAKIRA (宮城県)

日本酒

醸造元:勝山酒造株式会社

勝山酒造は、仙台藩・伊達家の御用蔵として元禄1688年に創業し、その系譜を現存唯一、今に受け継ぐ酒蔵である。武家の酒に求められたものは、華美ではなく、礼と節、澄んだ旨味、そして共振を呼ぶ長い味わい。それは「強さ」を誇示する酒ではなく、場を調え、人を整えるための酒であった。

勝山酒造は、この武家文化の精神を “Samurai‑style(侍の流儀)” として酒造哲学の隅々に息づかせている。晴れの席にふさわしい格式と、日々の食卓にも馴染む中庸。その両立こそが、勝山が現代に翻訳する「伊達の礼」である。

この哲学を軽やかで親しみやすい形で表現したシリーズが KIRAKIRA である。酒米には「にじのきらめき」を50%まで磨いて使用しており、これは“温暖化時代”に適応するため2018年に登録された新しい品種である。

その味わいは、青梅を思わせる凛とした吟醸香に、心を解きほぐすような白桃の甘さと、すっきりとした酸味がバランスよく調和する。透明感のある米の旨味の中に、アクセントとして効く苦味が雑味を感じさせず、穏やかな余韻へと導く。現代的な低アルコールを取り入れながらも、どこか伊達政宗公の心意気を思わせる洗練された味わいである。

軽い口当たりながら完成度の高い酒質で、食中酒としても申し分ない。和食のみならず、洋食や中華とも相性が良く、食事の質を一段引き上げてくれる力を持った一本である。
リピート度87%

【独自判定】
香り:4
甘味:5
酸味:4
渋味:3
コク:3
乳酸:3

購入先:はせがわ酒店 グランスタ東京店
価格:¥2,720

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました