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HIZIRIZM 令和七酒造年度 渡舟 活性酒 (群馬県)

日本酒

醸造元:聖酒造株式会社

 群馬県渋川市に蔵を構える聖酒造株式会社は、江戸時代末期の天保12年(1841年)3月、初代・今井傳兵衛が前橋藩川通り二十六ヶ村の大惣代を務めた今井善兵衛家より分家し創業した、由緒ある酒蔵である。上州の冷涼な気候と赤城山系の伏流水を活かし、長い年月をかけて磨かれてきた端正な酒造りは、地域の風土と歴史を今に伝えている。

近年は、伝統的な山廃造りや生酛系の技術を継承しつつ、若い造り手の感性を反映した新シリーズ「HIZIRIZM」を立ち上げ、クラシックとモダンを往還する挑戦的な酒造りを展開している。

今回の「HIZIRIZM 令和七酒造年度 渡舟 活性酒」は、酒米のルーツとして知られる“渡舟(わたりぶね)”を用いた限定仕込み。渡舟は山田錦の親にあたる品種で、力強い旨味と芯のある甘味を備え、発酵の伸びが良いことから活性酒との相性が非常に高い。瓶内に微細なガスを残すことで、渡舟の厚みある旨味を軽やかに持ち上げ、HIZIRIZMらしい透明感と躍動感を併せ持つ仕上がりとなっている。

その味わいは、イチゴを思わせる爽やかな吟醸香に、心地よい甘さと炭酸を含んだ強めの酸味が味蕾を鮮やかに刺激する。濃密な乳酸香の中に、渡舟由来の透明感を保ちながら芯のある旨味が静かに広がり、アクセントとして効く苦味が涼やかな余韻を残しながら喉へと吸い込まれていく。

爽やかな口当たりで単品でも杯が進んでしまいそうだが、後味がすっきりと収束するため、食中酒としても幅広い料理に寄り添う懐の深さがある。しっかりした甘みを備えているため、甘辛い味付けの濃い料理にも負けない対応力を持ち合わせている。
リピート度86%

【独自判定】
香り:4
甘味:4
酸味:5
苦味:5
コク:3
乳酸:5

購入先:利田屋酒店
価格:¥2,200

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