醸造元:株式会社林本店


林本店は岐阜県各務原市に蔵を構える酒蔵で、1920年(大正9年)に創業した。以来、地元の米と水を基盤に、時代に寄り添いながら“飲み飽きしない酒”を追求し続けている。現在は五代目として林里榮子氏が社長を務めている。
「百十郎」ブランド名は、明治から昭和にかけて活躍した地元の歌舞伎役者・市川百十郎に由来する。市川百十郎は、境川の堤に自らの手で1200本もの桜を植えたことで知られ、その桜はのちに「百十郎桜」と呼ばれ、多くの人々の心を癒してきた。本ブランドには、この桜が人々をつなぎ、地域に温かな縁をもたらしたように、日本酒を通じて人と人を結びたいという願いが込められている。
今回は、赤い隈取りのラベルが印象的な「百十郎 大辛口純米酒 赤面」を選んでみた。
その味わいは、青リンゴやシトラスを思わせる爽やかな吟醸香に、抑えめの甘さと程よい酸味が重なり、味蕾を心地よく刺激する。口に含んでいると、円やかな旨味が広がった直後に、透明感のある苦みが後味をすっきりと切れ上げる。桜の花の散り際の潔さを思わせる、清々しいキレの良さが印象に残る。
食事に合わせることを前提とした酒質であるため、刺身から焼き魚、天ぷら、から揚げまで、幅広い料理に対応できる。
リピート度85%
【独自判定】
香り:3
甘味:3
酸味:4
苦味:4
コク:4
乳酸:4
購入先:吉祥 西武東戸塚店
価格:¥1,500


コメント