醸造元:合資会社廣瀬商店


資会社廣瀬商店は1805年創業。霞ヶ浦にそそぐ恋瀬川のほとりで、200年以上にわたり酒造りを続けてきた老舗である。筑波山水系の良質な地下水に恵まれ、「飲み飽きしない味わい」を信条に、地域に根ざした酒造りを守り続けてきた。しかし残念ながら、2025年6月30日をもって営業停止となることが決まっている。日本酒を取り巻く厳しい現実を、あらためて突きつけられる思いだ。
今回購入した際には、その事実を知らずに手に取った。「白菊 純米吟醸 ひたち錦50」は、茨城県産ひたち錦を50%まで磨いた一本である。
その味わいは、イチゴや白ブドウ、リンゴを思わせる上品な吟醸香に、ほどよい甘さと節度ある酸味が調和し、素晴らしいファーストインパクトをもたらす。口中に含んでいると、ひたち錦らしい穏やかな旨味がゆっくりと溶け出し、口内を至福の時間で満たしていく。やがて、ほんのりとしたほろ苦さが余韻を引き締めながら静かに消えていく。
白菊の名の通り、美しく、澄んだ酒質。おそらく再び飲む機会はないだろうと思うと、寂しさを覚えつつ、その味わいを心に刻んだ。
リピート度89%
【独自判定】
香り:4
甘味:3
酸味:4
苦味:4
コク:4
乳酸:4
購入先:こみやま modi戸塚店
価格:¥1,980



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