川中島 幻舞 純米吟醸 雄町 (長野県)

日本酒

醸造元:株式会社酒千蔵野

 酒千蔵野は1540年(天文9年)創業。武田信玄の時代から酒を醸し続ける、長野県最古にして日本でも屈指の老舗蔵である。現在は女性杜氏・千野麻里子氏が蔵を率い、伝統と現代的な酒質設計を融合させた「幻舞」シリーズで全国的な人気を確立している。
蔵の外観は従来の酒蔵のイメージを覆すほど近代的で、全面ガラス張りの建物は美術館かハイテク産業施設のような佇まいだ。内部には季節を問わず仕込みができる三季醸造の設備が整い、最新技術と手造りの精神が共存している。酒造りの基本はあくまで「小仕込み」。蔵のモットーは「心で醸す酒」「心が感じる酒」であり、この理念は酒質にそのまま反映され、全国新酒鑑評会でも度々金賞を受賞する実力へとつながっている。
今回は「雄町」を55%まで磨いた【幻舞 純米吟醸 雄町】を購入した。
その味わいは、マスカットやパイナップルを思わせるトロピカルな吟醸香が口内に広がり、至福の甘さに強めの酸味が絶妙なバランスをもたらす。生酒特有の乳酸香のなかに「雄町」由来の力強いコクと程よい苦みがあり、透明感を残しながら綺麗に切れ上がる。甘 → 旨 → キレの流れが非常に滑らかで、飲み飽きしない構成。初めて飲んだ銘柄だが、知る人ぞ知る長野の銘酒らしい一杯で、その美味しさに驚かされた。
単体でも十分に楽しめるが、和洋中いずれのジャンルの料理にも寄り添えるポテンシャルを感じる
リピート度88%

【独自判定】
香り:5
甘味:5
酸味:4
苦味:5
コク:5
乳酸:5

購入先:升新商店
価格:¥2,750

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