超王祿 純米 生原酒 (島根県)

日本酒

醸造元:王祿酒造有限会社

 島根県東出雲町に蔵を構える王祿酒造は、1872年(明治5年)創業の老舗酒蔵。一般公開を行わず、六代目・石原丈径氏が徹底した温度管理と少量仕込みで酒造りに向き合う“ストイックな蔵”として知られる。濾過・加水・火入れを極力排し、「酒は生き物である」という哲学のもと、酒本来の力をそのまま瓶に封じ込めるスタイルが特徴である。品質保持のため、瓶詰から店頭までマイナス5度での保管が徹底されており、蔵元が認めた特約店のみで販売されている。
今回購入した「超王祿 純米 生原酒」は、王祿の中でも人気の高い辛口系シリーズであり、富山県産五百万石を60%まで磨き、仕込み水は、水脈から酒造場までの約2㎞に渡り四代目当主が私財を手放し敷設した水道管から運ばれた「黄金井戸」により醸し出されている。
その味わいは、ネーブルを思わせる柑橘系の吟醸香に僅かに葱の香り、メロンのような上品な甘みと強めの酸味が一撃で味蕾を刺激する。そのなかから「五百万石」特有の硬質感のある米の旨味がじんわりと広がり、アルコール度数17.5度由来の切れ味の良い苦みが後味をスパッと切り上げる。瓶詰め時のスピード感をそのまま閉じ込めたような残存ガス感が特徴で、王祿らしい硬質なキレをより鮮明に感じられる。刺身全般との相性はもちろん、焼き肉など味付けの濃い料理にも負けない。食事を楽しむための辛口酒としてお薦めできる。
リピート度83%

【独自判定】
香り:4
甘味:4
酸味:4
渋味:3
コク:3
乳酸:3

購入先:和田音吉商店
価格:¥2,165

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