醸造元:株式会社 あさ開


株式会社あさ開は、1871年(明治4年)に創業。創業者・村井源三は南部藩士から酒造業へと転身。明治という新時代の幕開けにふさわしい名として、万葉集の枕詞「朝に船を漕ぎ出す」の情景をイメージし、「あさ開」と命名した。現在では岩手県内のみならず、全国のスーパーにも展開され、身近に購入できる地酒として定着している。
今回は、限定ラベルと思われる純米酒を購入してみた。その味わいは、梨を思わせる穏やかな吟醸香に、円やかな甘みと程よい酸味が調和。穏やかでありながらも主張のある旨味と、やや強めの苦みが後味を引き締め、すっきりと切り上げる。記憶の中ではクラシカルな印象だったが、実際にはかなりモダンな方向に寄っていた。盛岡の居酒屋で朝まで飲んでいた頃、いつも傍らにこの酒があったことを思い出しながら、ゆっくりと堪能した。
リピート度81%
【独自判定】
香り:4
甘味:3
酸味:5
渋味:5
コク:4
乳酸:3
購入先:ザ・ガーデン自由が丘 東戸塚店
価格:1,320



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